“mezzotint




予兆の声が聞こえる
遠くまでよく聞こえる、透き通った声だ
誰に聞かせるというのだろう
丘の下には、喪に服す人ばかり

“よろこびたまえ、ついなる帰還
安らかなる眠りを讃えたまえ”

ふもとから鎮魂歌が聞こえる

予兆の声は、それらを軽く飛び越して
遠く染み渡っていく

まるで私たちなど見えないかの様に